早生みかんの色づき

これは、10月21日の早生みかんの色づきです。

早生みかんにも品種によって色づきが早いものや遅いものがありますが、今年は全体的に色づきが遅れています。

ようやく味がのってきました。

不作というと、実の数が少ないというわけですが、加えて怖い存在がいます。

猪などの害獣です。

園地の周りには、猪対策として鉄柵や電気柵などを行っていますが、隙を見つけて土を掘り返し、石垣を崩して侵入してくることがあります。

柿など他の食べ物も不作なようなので、美味しいものはすべて食べ尽くす勢いでやってきます。

とても器用に食べます。美味しいところだけ食べます。園地を歩き回り、土を掘って遊び、背の低い木をなぎ倒します。

狸やイタチ、ハクビシン、野鳥もみかんを食べますが、猪の胃袋は別格です。

動物に食べられる木は、ここに美味しい実が成っている目印となりますが、食べ尽くされては話が別です。

一晩にして食べられます。

そんなこんなで、毎年収穫の何割かは野生の生き物の腹の中へと収まっています。無銭飲食です。