マドンナみかん

収穫の初日はいつも緊張感に包まれます。温州みかんとは違い、一つがずっしりと重いマドンナは、ハサミの音のテンポもちょっとゆっくりになります。

マドンナみかんにとって今年の気象状況は良かったようで順調な仕上がりになりました。愛媛県オリジナルの高級柑橘として大々的に取り上げられている効果もあり、当園でも大人気商品となっています。

当園では、ハウス栽培と露地栽培のマドンナがあります。野菜と違って果樹ですので、需要があるからといってすぐに増やすこともできません。美味しい柑橘を作るためには、太陽の当たり方も重要なので、木を切ることもあります。来年、その先につながるように育てています。

収穫は、家族と親戚集まって一気に行います。天気が良く、汗ばむような12月上旬。今年は大きさもそろっていて摘果作業がうまくいったなと安堵しました。収穫の後、サイズを分けたり、痛み・傷はないか、着色の状態を確認する選別作業を行います。その後、箱詰め作業になりますが、今年は温州みかんの収穫が追いつかないため、連日の夜なべ仕事となりました。

「美味しかった」の一言が私たちを支えています。

『紅まどんな』はJA全農の登録商標です。JAを通さない場合には、この名称を使うことはできません。その為、当園では『マドンナみかん』としてお届けしています。

ゼリーのような食感と上品な香りをお楽しみください。