■材料 ※甘夏(2~3個) 所要時間:1時間  
 ・せとかの皮     100g(茹で切った後の重さ)
 ・せとかの果肉    400g
 ・砂糖(グラニュー糖)150g
 ・水         750㏄
 ・レモン       1/2個(レモン汁 大さじ1程度)

基本のき

★砂糖の目安
果肉の量の35%の砂糖を使用する。長期保存の場合は40%にするとよい。上白糖の場合は、甘さがあるので1~2割減らしてもよい。
★他の柑橘でも応用できるが、皮の苦みが強い場合(清見・甘夏・文旦等)は、水から茹でることで皮の苦みが取れる。

■道具

・ジャム瓶・瓶が入る程度の鍋・包丁・まな板・トング

・布巾・はかり・だしパック・木べら/ゴムべら・アク取り

■事前準備(煮沸消毒)

①鍋に瓶とフタを入れる。
②瓶全体がつかる程度の水を入れ、沸騰したら5分間煮沸する。
③フタは沸騰後10秒程度でよい。
④煮沸後は、トング等を使用して直接触れないように乾いた布巾やキッチンペーパーに置き、自然乾燥させる。清潔に保つ。
※瓶は上向きで乾かし、蒸気がこもるのを防ぐ。

※長期保存(1年間)の場合は、瓶のフタの1㎝下までぬるま湯を加え15分間煮沸するとしっかりと脱気できる。煮沸後は鍋から取り出しそのまま冷ます。瓶が割れるので急冷しない。

■作り方

①果実をよく洗い、上下(ヘタと尻)を切り落とす。
②包丁で皮に切り目を入れて剥く。 
③皮は水から茹で、沸騰したら3分茹でザルに上げ、水にさらす(30分)。

④内袋を剥き、生果のみにする。

※内袋と種はだしパックに入れる。

⑤③の皮の内側(白い部分)を少し取り除き、細切り(1.2㎜幅)にする。
⑥鍋に水・生果・皮・だしパックを入れ、強火~中火で皮が柔らかくなるまで煮る。
⑦砂糖を数回に分けて加える。※アクをとる。
⑧最後の砂糖を入れるタイミングでレモン汁を入れる。
⑨煮詰まり具合を見て火を止める。
⑩熱いうちに容器(瓶)に入れ、蓋をして逆さまにする。(脱気)

■保存方法 

開封前は冷暗所で保管。開封後は冷蔵庫。

■参考文献 

『ムラヨシマサユキのジャムの本』

『季節を楽しむジャムと果実酒』