園地見学

8月の終わり。当園のみかんジュースを取り扱っている店舗より依頼があり、インターン生を招いて園地見学を行いました。

夏の主な作業である摘果作業を体験。

シェフを目指す学生たちにとって、生産者と直接交流することは私が思っている以上に刺激があったようです。半日ではありましたが、たくさんの話をすることができました。当園以外にも食に関わる様々な見学体験を行ったらしい学生たちは、短いインターン期間にもかかわらず今後の進路選択の幅が広がっているなと感じました。インターン先によって体験できることに違いがあるのは当たり前ですが、大阪から愛媛の田舎を選んでくださった3名を全力で迎え入れました。

園地で行う摘果作業は暑いので、ほどほどに切り上げクーラーの効いた部屋で採蜜を行いました。日本ミツバチの蜂蜜がたっぷりと入った巣蜜に大盛り上がり。

耕作放棄地のこと、高齢化のこと、温暖化のことなど農家を取り巻く課題についてもお話しました。眺めがよい景観だけでなく、そこで暮らす人を知ることで食材への理解や感謝もより一層深まりますね。

最後に柑橘の食べ比べとジュースの飲み比べでしっかり味と特徴を確認していただきました。私たちが気軽にランチに行くお店にも、新しいメニューができあがる裏側にはさまざまな体験や思考があるのでしょうね。